1898年にアーガイル街にあるティールームの中央テーブルのためにデザインされたチェアで、137cmもある高い背もたれは、数あるハイバックチェアの中でもひと際、特徴的で印象に強く残るシルエットをしています。 このハイバックチェアは、チャールズ・レニ―・マッキントッシュの最初のハイバックチェアと言われており、高くそびえたつ背もたれの上にどっしりと構えた楕円形の笠木、床まで一直線に続き後脚と一体化する背板。こうしたデザインは、後にマッキントッシュの代表作ともなるヒルハウスとも共通する点が見受けられます。 また、笠木部分は一見すると装飾的なデザインにも見て取れますが、空間を制御する、すなわち外部からの視線を遮るという機能的な一面も持ち合わせています。テーブルに対してこうしたハイバックチェアを並べることで、その空間に対して外部のノイズが入らないように遮断し、プライベート空間を創り出す、これがティールームの中央テーブルに求められていた機能だったのかもしれません。マッキントッシュのデザインはどこか日本的な感性を感じさせるところがあります。これは、スコットランド出身のマッキントッシュが遠い異国の地「日本」という国に対してかすかな憧れを抱いていたということを思わされます。 100年以上も前にデザインされたアーガイル ハイバックチェアですが、全く古さを感じさせないどころか、むしろ現代生活の中で使っても、とてもモダンで素晴らしい空間を創り出してくれるチェアではないでしょうか。 こちらのお品はリプロダクトされたもので、それほど古いものではなく使用頻度の低い状態の良いお品です。細かな傷などはございますが、全体的に汚れは落としお手入れ、塗装はがれなどは補色して目立たないようにさせていただきました。状態は画像を見てご判断の程宜しくお願い致します。*こちらのフレームはマットブラック(つや消し塗装)寸法/幅520奥行480高さ1370座高450(mm)*取りに来て頂ける方、大歓迎です!
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > 椅子/チェア > ハイバックチェア |
商品の色を | ブラック系 |
商品の色を | イエロー系 |
商品の色を | ベージュ系 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |